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REBORN(リボーン)標的226の感想(ジャンプ(WJ)2009年09号)

※WJ2009年09号の感想です。未読の方はネタバレ注意※
※最新の感想はこちら。●WJ感想

標的226:「XANXUS(ザンザス)の炎」
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            「笑止」 
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いやービックリしましたー。(NOTフラン)

先週、「オレ達」ごときで泣いてた自分に猛省をうながしたい。XANXUS・・・!(涙)

この10年で成長したのか、この10年で自分をよくよく見つめなおしたのか、それとも9代目と家光パパの不良更正プログラムの成果なのかはよく分かりませんが、XANXUS様のお言葉にほんと涙が止まりません。

一枚岩どころか河原の砂利のようだったボンゴレファミリー(言いすぎ)も、
なんだかんだで・・・まとまってるぢゃないか・・・!!!

・・・いや、ジル様がスカウト始めたときは、「まさか裏切るんですかXANXUS様」と7割くらい本気で焦りましたけど。もっと彼を信じればよかった。ごめん本当ごめん。

と、XANXUS様に心で土下座したところで、以下順番に感想です。

オルベルト:「似ている・・・」

ボンゴレⅡ世に似てるらしいXANXUS。うーん、これはモロ伏線だと思うので、ツナがⅠ世の血縁であるのと同じように、XANXUSもⅡ世の血縁だという解釈でいいんでしょうか。

XANXUSはやっぱりボンゴレの血筋で、リングに拒絶されたのは「ブラッド・オブ・ボンゴレ」を持っていないから?

実は「ブラッド・オブ・ボンゴレ」(略してBOV。長いので)なるものの正体がいまだによく分かってません。BOVを持つか持たないかって、超直感以外に何か証拠みたいなものはあるのかな。

たとえば「ボンゴレの家系だけどBOVは持ってない、ただ少しカンのいい子」みたいな子が、超直感=BOV持ちだと思われて、普通に継承者として指輪はめてみたら血ー吐いて倒れたとかあったらとりあえず可哀想すぎる。

まぁ、少なくともBOVはボンゴレの家系全員に現れる特性ではない、と。100年の歴史で10人(+α)のBOV持ち(ほとんどが成人)がいるので、低確率でときどき現れる感じなのかな。家光パパにはないんだろうか。

あ、少し前ですが、「てめーらの最後だ」の「最後」は「最期」の誤植かなと思いました。

アルベルト:「石化は・・・大空の属性による城との調和・・・」

・・・というステキ情報を遺して、お星様というかむしろ隕石になってしまったゴツ執事ことオルベルトさん。合掌。彼がいなかったら、このXANXUSvs.ジル戦は結構何が起こったのか分からなくなっていたと思うので、オルベルトさん本当グッジョブでした。役割を終えたとたんに消されてしまいましたが(哀)。

えーと、「大空は周囲の物質を攻撃(or防御)に利用できる」と解釈しましたがよろしいでしょうか。

水があれば水を、火があれば火を使えるってこと?なんだかいろいろ応用できそうです。

そしてとりあえず憤怒の炎は嵐属性ってことでいいんでしょうか??炎の色は何色なんでしたっけ??

大空属性はすべての属性の匣を開匣できるけど、さすがにすべての属性の炎を出せるわけではない・・・と思っているので(自信ないけど)、XANXUSは大空属性と嵐属性の2種類の波動を持っているってことでいいのかな?

自分の大空の炎と嵐の炎を「ミックス」して、大空の匣を開けて、大空+嵐の兵器を取り出してるってこと?
うーん難しいぜ。オルベルトさんカンバック。

ジル:「今は亡き9代目」

で、悲しいことにやっぱりお亡くなりになっていた9代目。ジルの思い込みという希望はまだ残されていますが、ここでそんな誤報を投下する意味もないと思うので、本当なのかも。

何度もしつこく言っていますが、これは「変わるべき未来」の話なので、特にショックとかはなく大丈夫です。(それでも軽く10秒はへこみましたけど)

24歳ツナの安否は相変わらず不明ですが、14歳ツナが暫定でボンゴレボスになるとかっていうことはあるのかな。指揮官なツナとかまじ見てみたい。ボンゴレアジトを出るとき(京子ちゃん探し&殴りこみ開始)、2回ともちゃんと決断をしていましたから、素地はできてると思うんですよね。

ボンゴレが、どこかのロリコンファミリーみたいに「とにかく血筋優先、年齢とかは後回し」な血縁原理主義的な感じならありえるかも。というか「ボスにはブラッド・オブ・ボンゴレ必須」とか言ってるあたり、余裕でありそうです。

いまのボンゴレで一番偉いのは誰なんでしょう。9代目の守護者ってもういないのかな。
もしかして一番近いのは、10代目の守護者で大人な了平兄さんだったりして。
とんだ伏兵です。

ヴァリアーって、ツナを「次期」10代目としてはまだ認めてないみたいなんですけど、もしツナが本当に10代目に就任したら、どういう態度を取るんでしょうか。

1.本気で忠誠を誓う
2.いやいやながら忠誠を誓う
3.忠誠を誓うフリをしつつ反乱のチャンスをうかがう
4.忠誠を誓わない。全然言うこと聞かない
5.やってられないので解散
6.その他(逃げ)

個人的には、萌える「1」、楽しそうな「2」、もっと楽しそうな「4」を推したいと思います(笑)

あー、なんかツナの前にひざまずくヴァリアー勢とかを想像したらドキドキしてきました。この場合のツナは14歳でも24歳でもいいです。「ボス。命令を」的な。妄想おわり。

ジルとXANXUSの、ファミリーに対する意識の違いは面白かったです。ちょっと組織論的な視点もあったりして。

ジルは、XANXUSがボンゴレに不満あり(&ツナをキライ)なんだから、それなりの待遇を用意すれば別の組織(ミルフィオーレ)に乗り換えてくるだろうと思ったんですね。

XANXUSからすれば、「いかにしてボンゴレを自分の物にするか」が興味の対象なので、他ファミリーに移るとか、ましてやボンゴレを潰すとか言われても「はぁ?」てな感じで論外なわけで。

ボンゴレの敵からボンゴレを守るのも至極当然の話です。だっていずれ自分のものにするんですから、外から手ー出されたらそりゃ怒りますよ。

まだ、独立して別のファミリーを立ち上げる方がありえる選択なんじゃないかな?と勝手に想像。

とりあえず、特定の人を好きとか嫌いとかで主目的を見失うようなことはしない。さすがXANXUS様。さすが腹黒30代。

まぁ、早い話が「あいつをイジメていいのはオレだけだ」ってことですよ。
(※あいつ=ボンゴレファミリー)

「ボンゴレを乗っ取ることはとっくに諦めていて、単にそういうポジションを演じてるだけ」  (つまりツンデレ)な可能性は捨て切れませんが、個人的には、そういう生ぬるい感じではなく(そういうのも嫌いじゃないけどこの場合は)今回の発言が本音であってほしい。

いちいち情に流されるのではなく。自分の目的がはっきりあって、それに対して有用/無用で話を進める人って好きです。そしてその目的のために、味方になったり敵になったりするっていうのも好きです。特に大人キャラの場合は。

XANXUS:「ボンゴレファミリーは最強でなくてはならないからだ

このXANXUSのセリフは、ちょっと謎めいた感じ。「最強」の要素は、ツナのこと?ボンゴレリングのこと?

普通に考えたら、ツナの力を認めてる(最強の人間こそボスにふさわしい)ってことだと思うんですが・・・。あれ?XANXUS様ってば10年後ツナのことべた褒め?もしそうなら嬉しいツナファンでした。

しかしこの前段階で。ジル様が沢田綱吉沢田綱吉言うものだから、もう心臓がキュンキュンしちゃいます。テキストにこんだけ反応するって小説じゃないんだからと自分に軽く呆れますが。自分にとっては幸せになれる呪文みたいなものです「沢田綱吉」。

最終ページで花火になってしまったジル様。合掌。ベルを倒したと思い込んだままお星様になれたのがせめてもの救いですかね・・・。

ですが、うーん、そもそも「白蘭サンの力で蘇った」らしい人でしたので、来週か再来週か、もしくは忘れた頃にアッサリ出てこないともかぎりません。

合併号挟みまくってたので、ずいぶん長い間ジル様にお付き合いさせていただいていた気がしますが、数えてみたら6話分でした。短くもないけれど、コミックスで読んだら結構早そうです。

余裕な勝ちっぷりのXANXUS様。しかしボンゴレ本部が陥ちたとき、この人たち(ヴァリアー)はいったいどこで何をしてたんでしょうか。
今更ですが「暗殺部隊」にしては戦闘力高すぎ&存在が派手すぎですので、暗殺にこだわらず普通に参戦しても別にいいと思うのです。

さて、最後のページのボンゴレ守護者&ヴァリアーの全員集合が。豪華すぎて眩しすぎて美味しすぎて思わず塗り絵をしたくなりました(ん?)一瞬、XANXUS様の脳内イメージ映像かと思ったけど、現時点でのメンバー(現代組&未来組)が正確に描き分けられてるあたり、XANXUS様のボヤっとしたイメージを天野先生が具体的に描いてくれたみたいな感じだと思います。(倒錯)

しかしランボさん扱い小さい・・・1コマもらえてないよ涙。美少女クロームちゃんの引き立て役みたいになってるよ涙。

あ、どこかにちゃっかりスパナがいるんじゃないかと探した自分は結構なドアホだと思いました。

当たり前ですが、フランがいて嬉しかったです。いつの間にか、自分の中でかなりな好きキャラになっていた様子。(ちょっとびっくり)

XANXUS様の中で、フランはどういうポジションなんでしょう。2人の会話がまったく想像できないんですが、とりあえずボスの「ヴァリアー内暴力」は完全に相手を選んでますよね。

リング争奪戦の頃(10年前)では

・暴力振るわれる人   :スクアーロ、レヴィ、ルッスーリア
・暴力振るわれない人 :ベル、マーモン、(モスカ)

だったと思います。フランはマーモンのポジションにそのまま滑り込んでそう。

両グループにどういう違いがあるのか自分でもよく分からなかったんですが、うん、ベルもフランもマーモンも、ボスの怒りのツボを分かってる(そこを刺激しない)&攻撃されても避けそうな、ある意味コザカシイ感じなんですよね。
対するスク、レヴィ、ルッスは、うーん、怒りのツボも分かってるし、本気になれば避けられそうなのにしないのは、彼らがどこかでそれを望んでるとしか思えないんですが。(Mか)

ところで。
今週のXANXUS様に大長編のジャイアンの面影を見たのは禁句ですか。

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・WJ10号・標的227「真(リアル)」の感想はこちら。

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