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REBORN(リボーン)標的237の感想(ジャンプ(WJ)2009年20号)

※WJ2009年20号の感想です。未読の方はネタバレ注意※
※最新の感想はこちら。●WJ感想

標的237:「告白」
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    「話すよ
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えっと、あの、

どこまでいくんだろうとドキドキしました。(なにがだよ)

いや、コミックス収録時には修正されてどうこうみたいなのはさすがに期待してなくて、つか別のマンガになりますので、いやあの宇宙人系ラブコメは、毎週楽しく読ませていただいてますけどもってなんの話をしているのか。

今週の内容ダイジェスト。

仕事のグチは家庭に持ち込まない主義のお父さん。勤める会社がライバル企業に押されて業績悪化、倒産の危機。それでも「大丈夫だ!なんでもない!」と言い張っていたら専業主婦の妻が怒って実家に帰ってしまう。仕方なく自分で家事をやろうとするが、仕事と家事の両立は思いのほか辛く、肝心の仕事にまで影響が出る始末。このままでは来週の社運をかけたプレゼンに影響が・・・と焦る中、娘の「お母さんが交通事故にあった」というウソに会社を飛び出すと、家に戻ろうとしている妻を発見。お互いの存在がいかに大切だったかに気づき、妻にすべてを話してライバル企業に立ち向かうことを決意するのでした。(一部脚色)

石とか投げないでいただけると嬉しいです。以下順番に感想を。

了平:「京子になにかあったらぁ!!」

合流してからというもの妹ラブ指数が上がる一方な了平兄さん。今週もアツいです!
いきなり行方不明になった妹と再会できて、一時的に過保護になってるのかも。

そして、壊滅的なまでに家事のできない彼ら。主婦の鑑な奈々ママンがいるツナはともかく、獄寺や山本はなんでそこまで家事ができないかと思いますが。つか獄寺が料理できないのは竹寿司で経験済みだろツナ!!(笑)

一人暮らしな獄寺は、たとえば食事は外食で済ませてたとしても洗濯はしてると思うので。彼らの敗因は、獄寺⇒洗濯担当、山本⇒食事担当にしなかった(逆にした)ことだと思います。合掌。

場面変わって、お風呂シーン!!(鼻血)せくしーなビジュアルに目を奪われつつもテキストを追ってみますと、REBORN的男女論って感じでした。

男のプライド云々については。冒頭の三文芝居でも書きましたが、卑近な例で言うと「仕事のグチを家庭に持ち込まない」ってやつかと思います。

ドロドロした世界を、大切な人には見せたくない。何も知らずに笑っていてほしい、っていう。気持ちは分かりますけど、でも、ツナが気づいたように、「全く知らない」「何かあるのに知らされない」は大違いですよね。

だって太猿さんと戦ったときなんて、思いっきり京子ちゃんの目の前でしたし。これ以上ごまかすとか・・・無理だろう・・・。

このタイミングで真実を話すのは、英断だったと思います。

で、今回のお話は、

女の子:自分たちの考えをハッキリ言う

男の子:話さないことに決める

男の子:女の子たちの大切さを実感する

女の子:男の子たちの気持ちを考えてみる。ボイコットやめる

男の子:女の子たちの気持ちを考えてみる。真実を話すことにする

お互いがお互いのことを考えて、思い合っているのがすーごく良かったです。女の子たちを巻き込んだことに責任を感じて、なんとか守ろうとするツナたちと、真実を知って彼らの支えになりたいと思う京子ちゃんたち。

ビアンキ:「あの人だってそう・・・」

で、さすがアラサー27歳。いい話をしてくれる・・・とか思ってたら。

全部1人の話でした。(どーん)

いやあの。その彼ですが。
男を捨て(女装)た挙句に「修行しっかりね!」ぬかしてますが。これでいいですかそうですか。

クローム:「でもボス達に比べれば ずっと少ないと思う」

守護者であり女の子であり、という立場だったクロームちゃん。ツナが京子ちゃん&ハルに真実を話すことで、この子も気持ち楽になるのかなーと思うとホっとします。

ツナが、今回、骸とクロームの関係のことまで話したかは分かりませんけれど。

クロームちゃんの身体の傷については本気でうぎゃあああとなるわけですが。ツナの背中にも幻騎士戦のX傷があるだろうし、獄寺もγ戦の火傷があるだろうし、山本も顔面骨折とかしなかったのは奇跡だしで、みんな傷だらけですねー切ない。

無傷なのは未来に来たばっかりの了平兄さんくらい?

あ、あとランボさん。(超無傷!)

ビアンキ:「京子がアジトをとび出したの!!」

京子ちゃんをダシに使うビアンキ。もちろん「ハルがとび出した」と言ってもツナは同じように後を追ったと思いますが、ツナ本人の「リフレッシュ」になるのは、やっぱり京子ちゃんとの時間なんじゃないかと思います。

ビアンキといえば、オシリにハートのタトゥ入れてました(驚)。さすが愛に生きる女。

ツナ:「京子ちゃんに何かあったらオレのせいだ」

このツナのセリフ。うー、この先、一生、ツナは京子ちゃんがマフィアがらみで危ない目にあうたびにこうやって自分を責めるんじゃないかと思うと辛いです。性格的なものだと思うので、変えるのは難しいと思いますが。

もともと友達のいなかったツナは、まだ「失った」経験が少ないんじゃないかと思います。だから、すごく恐れているような気がする。

「最初に怖さを知っといた方がいい」というのはバイクの特訓でのリボーン先生のお言葉ですが。「怖さを知らない怖さ」というのは、確かにすごく大きい気がする。

10年後ツナがその「怖さ」を知ったのは、リボーンを失ったときかもなーとか思ったり。

京子:「ありがとう ツナ君」

真実を話すにしても、何をどこまで・・・というのはあったと思いますが、描写からいくと黒曜編やヴァリアー編の話もしたっぽいですよね。

一番おおって思ったのは、ツナが自分の話、マフィアの10代目候補だって話をしたこと。
このことを聞いた京子ちゃんが怖がったり一線引いてきたりしなかったのは、ツナにとって嬉しかったんじゃないかな。

しかし。実の兄が5時間かけて理解した話の、その3倍くらいのボリュームの話を、1-2時間(たぶん)で理解した京子ちゃんはスゴイ・・・って、いやこれが普通。

河原の土手で2人とか、なんか切ないー。今回のサブタイ「告白」は、まー愛の告白っていうより真実の告白って意味だろうなぁとは思ってましたけど、でもこのあたりでもー少し進展してもいいんじゃないかと。来週にもう一押しくらいあると嬉しいんですが!

メローネ基地に入る前の。お守り探してたら廊下でぶつかって、京子ちゃんが「無茶しないで」って言ったエピソードが本当にかわいくて大好きで。今回も、あんな感じのほのぼの感があって和みました。廊下でぶつかるとか土手で話すとか、青春だな!!

話題が匣兵器のことに移ってしまったので、どうかな?という感じですが、でも京子ちゃんの一言が、ツナの助けになるっていう展開はすごくいいなーと思いました。武器を取って戦うだけが「助け」じゃないですよね。

あ、『・・・話した・・・』のところ、後ろの人影はただの通行人Aか伏線か、と覚え書き。

そういえば、リング争奪戦の雲戦前に、ディーノさんがヒバリさんに声をかけたのも河原の土手だったと思います。同じ場所なのかな。

今朝、山手線に乗ったらツナとリボーンがいて思わず二度見。なにかっていうとジャンプの吊り広告で、腕組みしてるツナの頭の上にリボーンが乗ってるカラーイラストが載ってました。わー!!

画像がなくて申し訳ないですが、書き下ろしではないと思います。
でも自分は見たことないカラーイラストだったので、月曜朝の山手線という阿鼻叫喚的に救いようのない状態の中、ひとり幸せな時間を過ごせました。ハラショ!

・WJ19号・標的236「ボイコット」の感想はこちら。
・WJ21号・標的238「変化」の感想はこちら。

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