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REBORN式イタリア旅行記 5日目 【ナポリ】

2009年7月に6泊8日でイタリア旅行に行きました。
その旅の記録・・・なんですが、せっかくなので本場?REBORNキャラにイタリアを案内してもらおうというおバカ企画です。

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5日目の案内人:スクアーロ&XANXUS

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S=スクアーロ/X=XANXUS

S:「う゛ぉぉい!ここだぜぇ」
X:「・・・遅ぇよ」

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S:「ヌォーヴォ城で待ち合わせたぁ、意外だったぜぇ」
X:「時間ができて少し歩いていただけだ。貴様が遅いからな」
S:「時間通りだったろぉ?ああ、海が青いなぁ」

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S:「海岸線を飛ばすのは気分がいいぜぇ」
X:「てめーにしちゃ大人しいスピードだな」
S:「この間マセラティ1台ぶっ壊したばかりだ、一応なぁ」

X:「はっ、怖気づいたってわけか」
S:「なんだとぉ?・・・って、うおっと!」
X:「急にハンドルを切るな」
S:「野良犬がいたんだぁ」

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S:「ボスさんはネコ派だったなぁ」
X:「ネコ?まさかベスターのことか?」
S:「だったら何・・・って、痛ってぇ!運転中に蹴るなぁ!」

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X:「あの城は確か・・・」
S:「あぁ?卵城だ。12世紀に建てられた城。行ったことくらいあんだろ?」

X:「・・・・・・」
S:「っ!どわぁっ!」

S:「な、何しやがんだおまえは!横からハンドル回すなぁ!」
X:「・・・・・・」
S:「危ねぇだろうが!ナポリ湾に突っ込みてぇのかぁ!」

X:「カスの分際で生意気な口をきくからだ」
S:「はぁ?なんの話だよ?」

X:「ない」
S:「なにが!」
X:「あの城に入ったことはまだない」
S:「へ?そうなのか?」

X:「用もないのに入るか」
S:「まぁ、オレも海を見るついでに適当にぶらつくだけだけどなぁ」

X:「貴様が行ったことがあってオレが行ったことがないというのは我慢ならん」
S:「わかったわかった。天気もいいし、入ってみるか」

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X:「工事中か?」
S:「みたいだな。だが城の中には入れそうだぜぇ。このスロープを登るんだ」

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S:「光と影の・・・こういうの何て言うんだ?」
X:「コントラスト。対比」
S:「そう、それだ。コントラストがいい感じだなぁ」

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X:「静かだな」
S:「そうだなぁ。でもときどきその辺の部屋で、集会やら催しやらが開かれてるぜ」

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S:「城って言うよか、小さな街みたいだよな」

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S:「おら、ボスさんのマークだぜぇ」
X:「くだらん写真を撮るな」

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S:「城の最上部まで来たな。ナポリの海岸線が一望できる。風が気持ちいいなぁ」
X:「てめぇは髪が風に流されてうっとうしそうだな」
S:「・・・いま気持ちいいって言ったところだろぉ」

X:「オレがうっとうしいんだ」
S:「うるせー。ぜってー切らねぇからなぁ」

******

S:「満足したか?」
X:「まぁな。堅牢な建物を見ると心が落ち着く」
S:「お、レアな反応。天気もいいし、車置いて少し歩くか」

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S:「うまそうなトマトが出てんじゃねーか。買ってくか」
X:「そんな軟弱なものばかり食ってるからてめーは弱いんだ」
S:「オレは弱くねぇ!っつーか、おまえは肉ばっか食ってねーで野菜も食え!」
X:「そんな軟弱なものが食えるか」

S:「その野菜イコール軟弱、って発想はどこから来るんだぁ?」
X:「水分が多い」
S:「す、水分?」

S:「人間は肉食獣じゃねーんだから、野菜食わねーとダメだろうがぁ」
X:「貴様、同じことをこの間ベルにも言っていただろう」
S:「あいつにはもう20年近く言い続けてるぜぇ。偏食だわ量食わないわ菓子ばっか食うわで最悪なんだぁ」
X:「ルッスの料理なら何でも食うがな」
S:「あれで栄養補給してなきゃ、あいつ偏食で死んでたんじゃねーか?」

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X:「とにかく、オレに命令するんじゃねぇ。このカボチャになりたいのか」
S:「それはごめんだぁ」

******

S:「プレビシート広場に出たな」
X:「広場を建造したフェルディナンド1世の騎馬像がシンボルだ。騎馬像の作者はアントニオ・カノーヴァ」

S:「詳しいなぁ」
X:「ミラノのブレラ美術館にカノーヴァのナポレオン像があるだろう。昔老いぼれに連れて行かれて少し興味を持った。それだけだ」

S:「カノーヴァの心臓はヴェネツィアの聖堂に収められてるって話だぜぇ。空恐ろしい話だなぁ」
X :「珍しくもない話だ。ウィーンにはハプルブルグ家54人分の心臓を残した教会だってある。ちなみに、そのアンジェリーナ教会にもカノーヴァ作の墓碑や礼拝堂がある」
S:「さすが御曹司、意外とモノ知ってるなぁ」
X:「ひけらかすほどのことでもないだろうが」

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S:「広場にある、この丸っこい教会は・・・」
X:「サン・フランチェスコ・ディ・パオラ教会。ローマにあるパンテオンがモデルだそうだ」

******

S:「プレビシート広場からトレド通りに入って、東側はスパッカ・ナポリ地区か。ひさびさだなぁ」
X:「『スパッカ・ナポリ』は『ナポリを2つに割る』という意味だな」

S:「外国人観光客のツアーだと、バスから降ろしてもらえないことも多いらしいぜぇ」
X:「ローマの悪党はスリやらボッタクリやらだが、ナポリの悪党はピストル持ちだからな」

S:「昔に比べて治安はだいぶ良いらしいがなぁ」
X:「ふん。今も昔も、オレたちにケンカを売るような命知らずはそういないだろう」
S:「ちっと物足りねーなぁ」

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X:「・・・だから撮るなと言っている」
S:「十字はいたるところにあるからなぁ」

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X:「落書きが多いのは相変わらずだな」

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S:「本屋市だな。見てくかぁ?」
X:「今日はいい」

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S:「お、ネコだぜ」
X:「・・・・・・・」
S:「がっ!痛って!」

S:「無言で殴るのはよせ!ネコっつっただけだろうが!」
X:「思い出したらムカついた」
S:「思い出すなぁ!」
X:「思い出させるな」

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S:「黒犬2匹か。おとなしいもんだな」
X:「貴様は動物に反応するな」
S:「犬は嫌いじゃないぜぇ。どっかの連中と違ってちゃんと命令に従うしな」

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S:「うぉ、かっけーオブジェがあるぜ」
X:「こういう訳の分からんものが突然あるな」

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S:「ローマあたりに比べると、ごちゃっとしてるよな。庶民的っつーか」
X:「てめーはどうせ落ち着くんだろうが」
S:「まぁ、そうだなぁ。気取ったパーティやら何やら、いまだに肩が凝って仕方ねぇし」

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S:「おまえは落ち着かねぇか?」
X:「オレも生まれは下町だ。否定はせん」

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S:「空が高いなぁ」

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X:「ローマもナポリも、街中に彫像が多いことには変わりないな」
S:「ゴシック教会も多いな」

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S:「お、またボスさんのマークだぜぇ」
X:「そのくだらん遊びはやめろ」

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S:「もう日が暮れるなぁ。マーモンの伝言だ、電話掛けるぜぇ」
X:「さっさとしろ」
S:「へーへー」

T=ツナ/R=リボーン

S:「う"ぉぉぉぉぉい!!!」
T:『うわぁっ!』

X:「・・・そのうるせぇ第一声はいいかげんにやめたらどうだ」
S:「あぁ?挨拶も名乗る手間も省けるんだ、便利でいいだろぉ?」
T:『・・・もしもし?』

X:「毎回毎回、貴様はオレの鼓膜を潰す気かと聞いているんだ」
S:「受話器を耳から離せばすむ話だろぉ」
T:『・・・もしもし?』

X:「なぜオレが貴様に合わせなくてはならないんだ。ふざけるな」
S:「うるせーなぁ、合わせるってほどのことでもねぇだろうがぁ」
T:『あの、もしもーし?』

X:「オレに口答えするんじゃねぇ」
S:「おまえこそ、オレのやり方にいちいち文句付けるな」
X:「なんだと?」
S:「もう一度言ってやろうか?」
T:『あの、もしも・・・』

S:「うるせぇ!黙ってろ!」
T:『ええええええ!?』

~10分経過~

T:『も、もしもし?もういい?・・・あの、スクアーロ?だよね?」
S:「なんだ、てめぇか」
T:『(電話してきたのそっちなのに・・・)ひ、ひさしぶり・・・だね』

S:「よりによっててめぇとはな。今どこにいるんだ」
T:『え?どこって、普通に学校。今年受験だし』
S:「ガッコウ、だぁ?」
T:『は、はい』

S:「てめぇ、この非常時になに寝ぼけたことぬかしてんだぁ!」
T:『ええ?非常時って?また何かあったの?』
S:「フザけんのも大概にしろぉ!」
T:『ひぃっ!』

R:「どーしたツナ?」
T:「スクアーロから電話なんだけど・・・なんかすっごい怒ってて・・・わけわかんない」
R:「なるほどな。ちょっと替われ」
T:「う、うん」

R:『オレだ』
S:「家庭教師か」
R:『わりーな、おまえが今話したツナは、ツナだけどツナじゃねーんだ』
S:「はぁ?」

R:『おまえの知ってるツナはちゃんと仕事してるだろーから安心しろ』
S:「はぁぁ?」

R:『ってことで、切るぞ。任務ご苦労だったな』
S:「なぁっ!?ちょっと待て!分かるように説明しろ!」
R:『じゃーな』

(プツッ・・・ツーツーツー)

T:「本当に切っちゃったよ・・・次会ったときが怖すぎるんですけど」
R:「その心配はねーぞ。さー、帰って支度するぞ」
T:「へ?支度ってなんの?」
R:「ローマ旅行だ」
T:「な、なんでー!!」

******

S:「ったくワケわかんねーな・・・。ああ、おまえは本部に戻んだろ?空港行くのか?」
X:「てめーの乗ってきた車で帰る」
S:「そうか」
X:「てめーはベルと合流してそのまま任務に行け」
S:「りょーかい、ボス」

S:「スカウト任務は得意じゃねーんだがなぁ」
X:「貴重な術士だ、逃がすなよ。殺さずに捕まえて来りゃなんでもいい」

S:「しっかし、なんでベルが付いて来るんだぁ?あいつどーせ幻術なんて見破れねーだろ?」
X:「カスがマーモンの代わりを見に行くって言ったら、自分も行くって聞かねぇんだ。断る理由もないだろう」
S:「おまえはあの馬鹿王子に甘すぎだぁ」
X:「・・・・・・」
S:「痛ってぇ!!だから岩を投げるなぁぁ!!」

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