« REBORN(リボーン)26巻感想 標的238〜247 その7 | トップページ | REBORN式イタリア旅行記 0日目 【ボンゴレ本部&ローマ】 »

REBORN式イタリア旅行記 6日目 【ローマ】

2009年7月に6泊8日でイタリア旅行に行きました。
その旅の記録・・・なんですが、せっかくなので本場?REBORNキャラにイタリアを案内してもらおうというおバカ企画です。

<<1日目に戻る
<<2日目に戻る
<<3日目に戻る
<<4日目に戻る
<<5日目に戻る

6日目の案内人:ツナ&リボーン

---------------------------------------------------

T=ツナ/R=リボーン

T:「ひ~、やっと着いた・・・遠いよイタリア~・・・」
R:「情けねぇ声出してんじゃねぇ。さっさとしろ」
T:「って、荷物持ってるのオレなんですけど!」

T:「もう・・・で、なんなの?オレなにすればいいのさ?」
R:「観光だ」
T:「はー!?」

T:「学校サボらせといて観光ってなんだよ!オレ一応受験生なの!嫌だけど!おまえそれでも家庭教師!?」
R:「誰がサボらせるか。今日は土曜だろ、日帰りで帰るぞ」
T:「はー!?どこの弾丸ツアーですか!!」

R:「だからさっさとしろって言ってんだ」
T:「いたー!蹴るなよー!」

******

Img_3799

T:「ひー荷物重い・・・って、あれ、ここどこー?」
R:「ここはコロッセオだ。古代ローマの円形闘技場。剣闘士同士で戦ったり、猛獣と剣闘士が戦ったりした場所だぞ」
T:「うわぁ・・・怖すぎる・・・」

R:「もっと怖えー話をしてやろうか。観衆の前で死刑囚を素手で猛獣に立ち向かわせたりもしたんだぞ。猛獣にはわざと何日もエサを与えず、より凶暴になるように仕向けたんだ。そして・・・」
T:「わー!も、もういいって!わかったから!」

R:「中に入れるぞ」
T:「え、入るのー!?」
R:「なにびびってんだ。今は剣闘士も猛獣もいないぞ」
T:「そ、そうだけどさ・・・」

Img_3822

R:「空が広く感じるな」
T:「・・・空が四角く切り取られたみたいだ」

 

Img_3821

R:「上から見下ろすと、こんな感じだな」
T:「めちゃめちゃ広いね!」
R:「5万人を収容できたんだぞ。ちなみに、東京ドームは5万5千人だそーだ」

Img_3804

T:「こんなところに十字架があるよ?」
R:「ああ。迫害されてここで殉教したキリスト教徒のためにある、と言い伝えられてるな」

Img_3810

T:「これがコロッセオの断面図?」
R:「そうだ。できた頃は、偉い奴が1階と決まっていて、より近くで戦いを見ることができたんだぞ」
T:「そんなの見たくないよー!」

******

Img_3849

R:「次はコロッセオからバスに乗って、ナヴォーナ広場の方へ行くぞ」
T:「え、ちょっと、待てってリボーン!」

******

Img_3855

R:「・・・と思ったが、小腹もすいたし、少し寄り道していくか」
T:「わ、にぎやかだね!」
R:「ここはカンポ・ディ・フィオーリ広場。メルカート、つまりオープンマーケットが開かれてるんだぞ」

T:「青空市場みたいなもの?」
R:「そーだな。この広場も昔は処刑場だったんだけどな」
T:「だーかーらー!そういう怖い知識いらないって!オレ知りたくないし!」

Img_3858

T:「花屋さんもあるんだ。きれいだなー」
R:「カンポ・ディ・フィオーリはもともと『花畑』って意味だからな。将軍の愛人の名前からとられてる」

Img_3861

R:「野菜もたくさん売ってるぞ」
T:「日本で見たことない野菜もたくさんあるね」

Img_3863

T:「おなかすいたよリボーン!」
R:「果物のカップを選んでその場で食べられるぞ。50セント払えばチョコもかけてもらえる」

Img_3862

T:「オレ、パインがいい・・・けど、あ、おじさんがかけてくれた」
R:「ものほしそうな顔で見てる、かわいそうな子だと見抜かれたんだな」
T:「し、失礼な言い方しないでよ!」

Img_3864

T:「これなんて花?」
R:「これは花じゃなくてロマネスコって野菜だぞ」
T:「そうなんだ!なんか緑!」
R:「カリフラワーの一種だな」

Img_3867

T:「あ、トマト!」
R:「美味そうだろ、イタリアの真っ赤なトマトだ。いろいろな種類があるんだぞ」
T:「知ってるよ・・・骸と戦った後、9代目が100年分送ってきてくれたじゃん。う、また思い出しちゃった、あのトマトだらけの日々・・・」

R:「あのトマトはまだあるのか?」
T:「母さんがソースにして冷凍してたよ」
R:「さすがだな、ママン(ニッ)」

Img_3869

T:「本当、母さんが来たら喜んで買い物しそうだよな~。オレきっと荷物持ちやらされる・・・」
R:「京子やハルも喜ぶだろうな」
T:「ビアンキは呼ばないでね。後が怖すぎるから」

Img_3870

R:「果物やトマトは、洗ってそのまま食べられるぞ」
T:「わぁ!水が冷たい!」

Img_3871

T:「これは、えっと、マッシュルーム?」
R:「白キノコはイタリア料理でも欠かせない食材だ」
T:「ずいぶん大きいんだね」

******

Img_3875

R:「カンポ・ディ・フィオーリ広場の少し先、ここはナヴォーナ広場だ」
T:「縦に長い広場なんてあるんだ」
R:「元は2千年前以上前に作られた競技場だからな。トラックは縦長だろ?」

R:「ナヴォーナ広場では、12月にはエピファニアっていうクリスマスの祭りが行われるんだ。中世から続いてる伝統ある祭りなんだぞ」

Img_3881

R:「これは四大河の噴水だ。世界の四大河川、ドナウ川、ナイル川、ガンジス川、ラプラタ川を擬人化したんだ。作者はベルニーニ」
T:「川を擬人化ってすごい発想だよね。すごくリアルだし・・・生きた人みたい」
R:「ダメツナには作れねーだろーな」
T:「あ、あたりまえだろ!」

Img_3884

T:「ここも市場?」
R:「カンポ・ディ・フィオーリほどじゃねーが、ちょっとした広場に市が立つことはよくあるんだぞ。絵や工芸品を売る奴らも多いな」

T:「すごいきれいな絵がたくさんあるんだね」
R:「ダメツナには描けねーだろーな」
T:「だから!いちいちオレを落とすなって!」

Img_3886

T:「わ、また噴水だ!」
R:「これはネプチューンの噴水だ。ネプチューンはローマ神話の海の神だな」
T:「へ、へー・・・」

R:「せっかくローマに来たのに、何も勉強してきてねーんだな」
T:「おまえが無理やり引っ張って来たんだろー!そんなヒマなかったの!」

******

Img_3896

R:「ナヴォーナ広場から少し歩いて、ここはパンテオンだ」
T:「なんとなく、神殿みたいに見えるけど」
R:「そのとおりだぞ。パンは『すべて』、テオンは『神』という意味だ」

R:「ミケランジェロが『天使の設計』と賞賛した完全なローマ建築なんだ。今あるのは再建されたものだけどな」
T:「再建なの?」
R:「再建と言っても128年に作られてるから相当古いけどな。ちなみに最初のパンテオンは紀元前25年に作られてるんだ」
T:「ひえー・・・なんかもうついていけない感じ・・・」

Img_3902

R:「パンテオンの中はこんな風になってる。円形の敷地の周りを囲むように、墓や祭壇があるんだ」
T:「真剣にお祈りしてる人もたくさんいるね」
R:「騒いだり露出の高い服装で来たりすると、丁重に放り出されるから気をつけろよ」
T:「う、うん」

Img_3903

T:「ここは?」
R:「エマヌエーレ2世の墓だ。イタリアを統一した初代国王だな。ここパンテオンに葬られているのはイタリアの長い歴史の中でも2人だけで、もう1人は・・・」

Img_3911

T:「ここがそのお墓?」
R:「ラファエロの墓だ。ラファエロは知ってるだろ?」
T:「え、えと・・・あんまり・・・」

R:「ち、引っ張り甲斐のねー奴だな。レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロと並ぶルネサンス期を代表する芸術家の一人だ。帰ったらねっちょり補習だな」
T:「だからねっちょりはやだって!」

Img_3901

T:「パンテオンの天井に・・・丸い窓がある」
R:「あれは『オクルス』と呼ばれる天窓だ。オクルスはラテン語で『目』という意味で、直径9メートルもあるんだぞ」
T:「目・・・?てことはオレたち見られてるのー!?」
R:「そーだぞ。悪いことはできねーな(ニヤリ)」
T:「殺し屋がなに言ってんだよ!」

******

Img_3927

R:「日が暮れてきたな」
T:「すごくたくさん歩いた気がする・・・荷物重いし・・・もうヘトヘトだよ」
R:「そう言うと思って、最後にご褒美があるぞ」
T:「へ?ご褒美?なに?」

******

Img_3930

R:「ピンチョの丘から見るローマの夕暮れだ。きれいだろ?」
T:「わー・・・なんか幻想的!」
R:「丘に登る道は少し暗いから、京子を連れて行くときはおまえがしっかりするんだぞ」
T:「な、なんの豆知識だよ!」

******

Img_3959

T:「やっと飛行機に乗れた・・・ていうか、日帰りでローマって無茶すぎじゃない?オレすごい疲れたんだけど!」
R:「・・・・・・」
T:「そろそろ教えてよ!なんだったのこの旅行?」
R:「・・・・・・」
T:「こらリボーン!聞いてる!?」

R:「・・・zzz・・・」
T:「ね、寝てるしーーー!!!」

THE END
************************************************************

<<1日目に戻る
<<2日目に戻る
<<3日目に戻る
<<4日目に戻る
<<5日目に戻る

秘密の0日目に進む>>

後書き(文字反転)

全6日、ということで、イタリア旅行記はこれにて完結でございます。
ここまでお付き合いくださった方、ありがとうございました。

つたない写真と解説ではありましたが、イタリアという国の朗らかな雰囲気が少ーしでも、伝わっていたなら、とても嬉しく思います。


イタリアは、REBORNを知る前からずっと憧れの国で、いつか絶対に行きたいと思っていました。

行ってみてなにより嬉しかったのは、観光大国であることを差し引いても、親切な人たちとの出会いがたくさんあったことです。そして老若男女問わず、みなさん笑顔がキュートでした!


  「太陽の国」と称されるイタリア。小さくなったりフラット化したりカーブ化したりとめまぐるしく忙しい地球の反対側で、かの国のファンになったど素人がまたひとり。いつかまた行きたいなと思いますが・・・老後、かな(笑



ここまでお付き合いくださった方、本当にありがとうございました!(深々

・INDEX-REBORN式イタリア旅行記に戻る。
・TOPに戻る。

|

« REBORN(リボーン)26巻感想 標的238〜247 その7 | トップページ | REBORN式イタリア旅行記 0日目 【ボンゴレ本部&ローマ】 »

●10.REBORN式イタリア旅行記」カテゴリの記事