REBORN(リボーン)標的280の感想(ジャンプ(WJ)2010年14号)
※WJ2010年14号の感想です。未読の方はネタバレ注意※
※最新の感想はこちら。●WJ感想
標的280:「最後の一撃」
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「まったく まぶしいったら」
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●今週のスパナさん・
姿を探すよりもイナイことを確認するクセがついている最近。
思えば10月から5ヶ月近くにも及ぶスパナさん日照りにすっかり干からびてしまいそうですが、でも28巻でがっつり栄養チャージできたのでもう一息がんばれそうです。
リボーン:「ただまだ時間がかかる」
アルコバレーノの復活が今後の展開の鍵を握っているようです。でもとりあえずユニちゃん&γさんを生き返らせてもらわないことには何も始まりません。ええ。
無念の死でなければ割と寛大になれる自分ですが、やっぱり2人には生きて幸せになってほしいんだ。
白蘭:「寄せ集めの偽善より個人のドス黒い欲望や執着の方が強い。この世界はそうできてる! 」
だいぶペシミスティックな白蘭サン。あえて否定はしませんけれど、白蘭サンの誤算は、ツナたちの絆が「寄せ集めの偽善」なんかじゃなかったってことだと思うのです。
寄せ集めの偽善よりも、個人のドス黒い欲望や執着よりも、仲間との絆が強かった。
そういうことだと思うのです。
チェルベッロ:「あなたの人生に訪れた「ある思考」です」
こっから気になる白蘭サンの回想。この「ある思考」の持ち主、すなわちチェルちゃんたちの本当の主人が、XANXUSの氷を溶かした人・・・なんでしょうか。川平のおじさんもこの一派なのかな。
この「ある思考」の持ち主。仮にA氏とします。
A氏は、理由は分かりませんがとにかくトゥリニセッテの適応者を探している。
トゥリニセッテは言うまでもなく ①おしゃぶり、②ボンゴレリング、③マーレリングの3つ。
①おしゃぶりの適応者:ルーチェ→アリア→ユニの世襲で問題なし
②ボンゴレリングの適応者:XANXUSかツナかを決めるため、XANXUSの氷を溶かしチェルベッロを使って9代目の名前を利用してリング争奪戦を開催した(=ヴァリアー編)。その結果、ボンゴレリングの適応者はツナに決定
③マーレリングの適応者:数年遅れて、やっと白蘭という青年を発見して決定
これで終わりと思いきや、ボンゴレリングの適応者(ツナ)とマーレリングの適応者(白蘭)を「世界」を賭け品に戦わせた(=未来編)。
XANXUSに勝ち、白蘭に勝ち、「ゲームの勝者」となったツナに、A氏はいったい何をさせたいのか。これで、A氏のゲームの目的は果たされたのか、それともまだゲームの途中なのか、そしてもちろん、A氏とは何者なのか。
未来編の次のシリーズはこれが来るのかな。REBORNの、こうやって各シリーズが緩やかに繋がっていく感じがすごく好きです。長編の醍醐味だと思います!
白蘭:「ここ・・・気持ちわるくない?」
白蘭サンは、なんというか、憎めない人だったなって思います。
ひどいことたくさんしてるんだけど。
最後の独白が、「彼」という人をすごくよく表してた。最後にやっと少し、彼に共感できたような気がします。
飄々とした振る舞いで、とても「普通」に力を欲し続けた彼には、いつもどことなく「孤独」の影がつきまとっているように見えました。大学時代の正ちゃんとの友情が、少しでも本物であったことを願いたいです。
白蘭の敗因ですが、彼は、ユニちゃんが消えた瞬間にどこかで「諦めた」のかもしれないな、と思いました。目の前でユニとγという犠牲が出たことで力のベクトルに一切の迷いがなくなったツナと、同じ光景を見て、わずかでも失望と諦め、もしかしたら「譲る」気持ちを持ってしまった白蘭。実力が拮抗し、さらにお互いの体力が限界に近い状態の場合、その僅かな差が勝敗を分けることがあるのは、スポーツなどの勝負事をしている(していた)人には分かりやすい感覚ではないかと思います。
最後に笑顔を見せてくれて少し救われた気がしました。諦めてそこで試合終了してしまった白蘭サン。次はSLAMDUNK読んで出直してきてください。
で。
vs.白蘭サン戦は今週でおしまいっぽい。
現時点で気になるポイントとしては、
・ひとり生き残ってしまった桔梗さん
・アルコバレーノの復活の行方
・ユニちゃんγさんはどうなる?
・スパナどこ?
そしてなんとなく次シリーズに続きそうなのは、
・川平のおじさんの正体
・フランの不死身の謎
・フランの匣アニマル
このあたりかな。ランチアさんのリングはまだ伏線として残ってるんだろうか。
あと、白蘭サンが死んでしまうと、ツナが初めて人を殺してしまったことになるのが困る。嫌だ。なにかフォローが入るといいんだけどな。ツナにはまだ変わってほしくないんだ。
過去に戻ったら、ちっさいフランがヴァリアーに入ってたりしないだろうか。
そしてスパナはツナたちが過去に帰るときになんか分からないけど巻き込まれて一緒に過去に行くといいよ。
沢田家に居候するといいよ。そして未来の技術で科学の発展に貢献して歴史に名を残すといいよ。
ああそして、REBORN Coloreが楽しみすぎです。今回紹介されたツナの部屋はわりとおなじみですが、我がもの顔に居座るチビたちがかわいい。しかし相変わらず汚い部屋(笑
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・WJ13号・標的279「虹の消える時」の感想はこちら。
・WJ15号・標的281「残されたもの」の感想はこちら。
<REBORNに関係ないから床下>
ブログの一番上のへんなのは週末に「LIAR
GAME」観に行ってテンション上がってる名残かもしれません。違うかもしれません。家族でドラマのファンなのです。「おまえの負けだ」「それで勝ったおつもりですか」とかやって遊んでます(痛い)「ゲームの主催者」とか「プレイヤー」とかちょっと今週のREBORNと重なって更にテンションが上昇しました。時間できたら漫画の方も読んでみたい。
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