REBORN(リボーン)標的291の感想(ジャンプ(WJ)2010年26号)その2
※WJ2010年26号の感想です。未読の方はネタバレ注意※
※最新の感想はこちら。●WJ感想
標的291:「9代目」
******************************************
「純粋なボンゴレの意志を継ぐことができるのは」
******************************************
標的291の感想その2です。表紙と人気投票の話しかしていない感想その1はこちら。
・
アーデルハイト:「敵の正体はわかったのですか?」
御バカ様2名のおかげでボロボロのツナの部屋。弁償とかする気皆無っぽい2人も請求とかする気皆無っぽいツナも、いろいろ慣れてるんですね、と遠い目をしてみつつ。
ちょいちょい怪しい行動をとるあーちゃんに戦々恐々です。このセリフも「自分の正体がバレてないか」を探り入れてるように聞こえる。ううう、ミスリードだといいなぁ。シモンのみんなが敵になるのは耐えられないよ。
了平:「必ずお前を10代目ボスに出世させるぞ!」
山本:「安心しろよツナ」
10代目守護者きっての天然2人。です。いや天然って意味でははっきり言って守護者全員そんな感じとも言えるんですが(こら)、ええと、彼らは「マフィアごっこではない」ことをもうちゃんと分かってる、って思っていいのかな。
「周囲をパトロールするぞ!」
実際はリボーンがついてるとはいえ、守るべきターゲットの「周囲を守る」って発想は、ミステリでは結構危険です。
パトロールから戻ってきたら間違いなく密室殺人が起きてます。(起きてません!)
9代目守護者:「こちらです綱吉様」
ああ・・・。
なんか、こんなシーンを夢に見たような気がする。
ツナが「10代目」としてゴージャスホテルで会談しちゃう、みたいな。うん。
あと、ガナッシュさんがツナを見る目は本当に小動物を見る目だと思いました。この方、絶対気に入った人をいじっていじっていじり倒すタイプの人だよな(笑)
9代目:「こっちじゃこっち」
おおう。。。
「トマト100年分」を至上の報酬と信じて疑わなかった9代目おじいちゃん、さすがです。しかし旅先にまで愛トマトを持ち込むとはやりすぎではないだろうか。この方も検疫無視系ですか。
トマトといえば、自分もトマト大好きです。トマト好き→イタリアン好き→イタリア好き→(もちろんそれだけじゃないけど)REBORN好き、につながった大切な野菜です。そろそろシーズン突入で、毎日トマトが食べられて幸せです!
さらに余談ですが、去年イタリアに行ったときに、ナポリの八百屋さんで買って食べたトマト(REBORN式イタリア旅行記5日目で、スクアーロがチェックしてたトマトです(笑))は、日本で普通に売ってるのに比べると甘くなくて、しっかりした硬派な味でした。
ちなみにその八百屋さんはすごく優しくて、値段を間違えた(多めに出しちゃった)アホ観光客にちゃんとお金を返してくれた上にトマトをオマケしてくれたいい人でした。また行きたいです。イタリアにもナポリにもあの八百屋さんにも。
9代目:「変わったのはII世からじゃ」
繰り返し言われてきた「ボンゴレを大きくしたのはII世」。今までは、どちらかというと賞賛っぽく言われてきたように思いますが、大きくなる=良くなる、ばかりではないんですよね。
組織が大きくなるということは、権力も財力も増すけれど、その分、組織を回すためにままならないことや当初の理念に反する部分も多く出てくるんじゃないかと思います。すごくソフトに言えば「大企業病」、そしてそれがマフィアという非合法組織ならなおさら、暴力など闇の部分を多く巻き込んできたんだろうな、と思います。
「ツナがマフィアを継ぐ」ことに関するあれこれは標的286「共感」にごそごそ書いたので割愛。個人的に、ツナの出す「答え」にすごく興味があります。楽しみです。
9代目:「ならば善は急げじゃ」
ツナはボスになるには確かに若いと思うけど、9代目の言い分もちょっと分かる。たぶんですが、9代目は自分が元気なうちにツナにボスの座を譲って、「ボンゴレの縮小」というこの上ない難題に立ち向かうツナのバックアップをしてあげたいんじゃないかと思います。
自分に力がなくなったあとにツナにボスを譲ったのでは、ツナを本当に1人で、その戦いに放り込むことになってしまう。9代目はそれを避けようとしているんじゃないでしょうか。
ツナも、ボスの座を「永久に継がない」のではなく「いつか継ぐ」なら、9代目健在な今のうちがいいのではないかと思います。
ツナ:「聞いて欲しい話があるんだけど」
次週はエンマ君の人生相談?ツナが普通に悩みを打ち明けたとして、エンマ君がどういう返答をするかは謎です。だってエンマ君の抱える事情がまだ全然わかんないんですもん。敵か味方かすらも・・・(ずーん)
しかしいつもながら勝手に盛り上がってしまう周りです。ツナを10代目と慕う獄寺や猪突猛進系武闘派の了平兄さんは仕方ないとしても、山本は意外とツナが「ボスになりたくない」と思ってることをスルーしてしまうのだなぁ、と思いました。だけど、自分的解釈としては、聡い彼はツナの気持ちは薄々分かってて、でもその上で、「ツナならできる、大丈夫」と思ってるのから何も言わないのかも、と思うのです。ツナよりもツナのことを客観的に見て、分かってそうだ。
いや、人生の岐路に立たされたツナが本気で相談する相手が、最近知り合ったばかりのエンマ君しかいないとしたら、ちょっとかわいそうだなと思ってしまったので(苦笑)
9代目:「罪じゃ」
これは・・・なんだろう。一瞬カプセルの片割れかと思ったけど、銃弾、かな?死ぬ気弾?
予想とかムリなので大人しく来週を待ちます。ってことは来週、ツナの「ボスになるか否か」の答えも聞けるのかな。それって作品としてかなり大切な局面ですよね。どきどき!
・
・WJ25号・標的290「コミュニケーション」の感想はこちら。
・WJ27号・標的292「相談」の感想はこちら。
・
・
| 固定リンク
「●01.WJ感想」カテゴリの記事
- ワールドトリガー第75話感想(ジャンプ(WJ)2014年42号)(2014.09.15)
- REBORN(リボーン)標的409感想(ジャンプ(WJ)2012年50号) その3(2012.11.12)
- REBORN(リボーン)標的409感想(ジャンプ(WJ)2012年50号) その2(2012.11.12)
- REBORN(リボーン)標的409感想(ジャンプ(WJ)2012年50号) その1(2012.11.12)
- REBORN(リボーン)標的408感想(ジャンプ(WJ)2012年49号)(2012.11.07)