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REBORN(リボーン)標的312の感想(ジャンプ(WJ)2010年48号)

※WJ2010年48号の感想です。未読の方はネタバレ注意※

 標的312:「ランボの思い」
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   「1日も早く追いつきたかった」
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最初に言っておきましょう。

自分、今週のお話大ッ好きです。

ランボさんメイン回だからっていうのもあるんですが、それだけではなく。

ランボは。
守護者の中で1人だけ9歳(10歳)も年下で。
知恵も腕力も足りなくて。
5歳の能力ではとても理解しきれなかったかもしれないけれど、年上の彼らが自分を守りかばいながら、もっとずっと大きくて強い「敵」と必死に戦っていることだけはきっと分かっていた。

心のままに後をついていくことしかできなくても。
ただ、一緒にいたかった。

5歳から15歳になって、25歳になって、もっと成長していく中で、ランボはきっと、「一緒にいられることが当たり前ではない」ことに気づいて、「追いつきたい」「一緒にいたい」という気持ちを糧に、少しずつ強くなっていったんじゃないかと思います。

9年(10年)という年の差は生涯縮まらないけれど、たとえば14歳になったとき、24歳になったとき、「自分はあの頃の彼らのようになれているだろうか」と、自身に問いかけながら前に進んでいくのが、ランボの成長の仕方なのではないかと。

そんな風に思いました。

うまく表現できなくてもどかしいですが、年上のチームの中に入って「大人の中に1人だけ子ども」という情けない思いを味わって、それでも「彼らの見ている世界を自分も見たい」と必死に頑張った思い出が自分にもあります。
なので、今週のランボさんにはかなり感情移入していました。素敵な回だと思います。

そんな感じで・・・以下今週の感想です。

ランボ:「お山が・・・できた・・・」

戦闘中にも関わらず、ランボさんのかわいい表情やらかわいい発言やらにやたらと癒されてます。癒される戦闘ってなんだ。というか、先週あたりからびくびくしていたような血みどろ骨折バトルに(今のところ)なってなくて良かったな、と・・・。了平兄さんのあの痛々しいバトルはいったいなんだったんだ。

これがボクシングとお相撲という競技スタイルの違いなんだろうか(違うと思います)

リボーン:「あいつはまだ連れてくるべきでなかったんだ」

いや、久々に見ました。リボーンの人心操作術。

リボーンはランボを奮起させるにはどうしたらいいのかちゃんと分かっていて、そのキーパーソンであるツナにその後のセリフを言わせるためにこんな発言をしたんですよね。

自分が同じことを言ってもランボの心には響かない。自分ではランボを動かせない。でもツナなら動かせる。自分が「自分のせいだ」と言えばツナは必ず「いや自分のせいだ」と言う。そうすることで、間接的にランボを動かすことができる。

いや、ときどき本気でこの最強ヒットマンを師匠を仰ぎたくなることがあります。このナイスパスは現実にやろうと思ったらかなり難しいと思う。そしてもちろん、ツナそしてランボのことをよく分かっているからこそできるワザですよね。素晴らしいです先生。

ランボ:「やさしいママンに チャーミングなイーピン」

ここでママンが出てくるのは必定ですが、イーピンも!同じ年とはいえランボはしっかり者のイーピンに助けられてばっかりだったんだと思いますが、10年後も今もこの幼なじみ2人が大好きなので、ランボの気持ちの中でママンと同じだけの位置を占めていることが分かって嬉しかったです!

ランボ:「オレはそこにいるのが何よりうれしくて楽しくて 1日も早く追いつきたかった・・・若きボンゴレ達のいる世界に」

ここの2コマが本当に大好きです。

1コマ目でツナたちを見上げている、ランボの「憧れ」を湛えた目も。
2コマ目のランボの低い低い目線から見上げた、守護者達の背中も。

「ランボの思い」が見事に表現された、素晴らしいシーンだな、と思いました。

今話ラストは、ちょっと大逆転的な展開になってきてドキドキです。このVS.シモン戦は全戦引き分けになってボンゴレもシモンも全員牢獄送りになっちゃうんじゃないかと思っていたんですが、できればこのまま勝ってほしい・・・いいところでタイムリミット→負けじゃレヴィ戦と同じになってしまいますし、それはちょっと切ないぞ。

ランボさんは扱いはちょっとめんどくさい大変なところもあるけど、周りの扱い方次第でちゃんと実力を発揮出来る子なんだってことを証明してほしいです。がんばれ!ランボさん!!

えと、予定より早く、昨日退院できました。
再入院の可能性もあり、外出はまだできませんが、自宅安静ということで帰宅してます。

ぐちゃぐちゃだったリンク関係と、天野先生の巻末コメントを整備することができてホッとしています。荒れ果てたお庭の草むしりを終えられたような気分です(笑)

心配してくださった方、ありがとうございました。とても嬉しかったです。
本調子までもう少しですので、がんばります!

・WJ47号・標的311「ランボvs大山らうじ」の感想その1はこちら。
・WJ47号・標的311「ランボvs大山らうじ」の感想その2はこちら。

・WJ49号・標的313「兄ちゃん」の感想はこちら。

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