« 天野明先生新作「エルドライブ」!!!! | トップページ | ワールドトリガー第21話感想(ジャンプ(WJ)2013年32号) »

ワールドトリガー第20話感想(ジャンプ(WJ)2013年31号)

※WJ2013年31号の感想です。未読の方はネタバレ注意※
※最新の感想はこちら。●別館:「ワールドトリガー」のページ

  第20話「空閑遊真④」
*******************************
  「塵となって崩れて死んだ」
*******************************

記念すべき20話!です!10話のときも言ってましたけどひええ嬉しい・・・このままずっと続いていってほしいです。しかし本編は前回(の前半)のほのぼのマーチはどこへやら、の超絶シリアスモード。うんでも正直こういうのちょっと待ってた・・・しってますか前回の和やかムードも今回の超重量級モードもどっちも葦原先生の本領なんだぜ・・・たぶんどっちのふり幅も今後がんがん来るぜ・・・わずか2話の間でこれだけジェットコースターだと読んでる自分としても結構どきどきしますが、なんの漫画はどきどきさせられてなんぼです!

さて本編。今話はほぼ全部が遊真くんの過去で、逆に言うと1話でまとまってきました。さくさくペースながらも話的にはものすごく濃い印象。

「今から四年ほど前」

ということで遊真くん11歳。見た目が今と変わらない・・・理由はこのあと語られるわけですが、近界民の戦争は一般人同士の戦いに少数のトリガー使いが混ざってくる感じのようです。そしてトリガー使いの遊真くんは有吾パパと一緒に子どもながらも戦争に参加してた、と。げええ遊真くんかわいい・・・黒髪遊真くんかわいい・・・いやそんなこと言ってる場合じゃないんだけど、だからこそ今のうちに言っておく黒髪遊真くんかわいい!!!!

「有吾たちは防衛に力を貸していた」

「防衛団」ということで、この国(名前なんだろう)は攻めてくる敵に対して「守る」戦いをしていたんですね。だからこそ有吾パパも力を貸したのかも。浅黒肌の女の子とお子ちゃんかわいいです。防衛団長の子どもかな?

遊真:「おれが裏を突いて敵の部隊を崩す」

味方を助けたい思いとか子ども特有の無鉄砲さとかもありつつ、やっぱり好戦的な性格はこの頃からかなあと思うこの笑顔。実際強いし、自分の力に自信があったんだろうな。この『他所の国からの刺客』は今後も出てきそうな存在感だけど、そのまんま「仇」ってわけでもないし、『このヒトが(遊真の体と有吾パパの命を)元に戻す方法を知ってる』とかもないかぎり、遊真くんがこの刺客を追いかけるような展開にはならないかも。実際遊真くんにその発想はないわけだし、この強そうな刺客が今後どういう形で物語に関わってくるのかはまだ分かりません。近界民の世界に行ったときに偶然会うか、逆に向こうから何らかの理由で接触してくるとか。雇われて動く傭兵っぽい感じなので、今後どうにでも動いてきそうで気になります。

「死にゆくユーマの肉体をトリガーの内部に封印し、それに代わる新しい体をトリオンで作ってユーマの命をつなぎとめた」

この『刺客』を追い払い、有吾パパを呼んできたのはレプリカなんでしょうか。追い払い・・・は違うかもしれないけど(致命傷を負わせて去ったのかな)、呼んできてくれたのはレプリカ先生だよねきっと。レプリカはなにかお父さんとつながってるのかと思っていたけど(マルモ的な)、そのへんは独立した存在みたい。

しかしこの瀕死のユーマくんの姿を(読者みたいに)映像じゃなくて「話」で聞いた修くんは良かったねって思います。葦原先生の優しい絵でも(だからこそってのもあるけど)怖いです戦争怖いです。パパが最後まで笑ってたのが息子への最後の愛だと思うとぐああ・・・ってなります(語彙)「ライフ・イズ・ビューティフル」っていうイタリア映画を思い出しました。でも自分の過失(言うこと聞かなかった)で自分が死に掛けて、その身代わりに親が目の前で死ぬって、11歳の子の心にどれだけのダメージだったかと思うと本気ぐああ・・・!!(語彙)

防衛団長:「無理はするな」

この防衛団長親子(たぶん)の言葉だけは本当だったのかな。そうだといいと思いますし(彼らまで嘘をついていたら、本気で人間不信になると思う)、彼らを守るためにっていうのが遊真くんが戦うことを選んだ理由のひとつかなあとも思います。お父さんは亡くなるわ周りの大人たちは嘘ばっかりつくわであんまり物事考えられなくなったってことでももちろん不思議じゃないんですけど。

レプリカ:「有吾の故郷に行ってみないか?」

『故郷』ということは、有吾パパはこっちの人!なぜわざわざ危険な近界民の世界に行ったのかわかりませんが、うーん、やっぱり遊真くんのお母さんがらみかなあ。遊真くんがこっちの人間と近界民のダブルってのはあるかもしれないと思います。しかしレプリカ先生いろんなこと知ってる。実際にはボーダーが行っていたのは「交流」ではなく「交戦」だったわけですが、とりあえず黒トリガーを手に入れてからこちらに来るまでの空白期間のナゾが解けました。「パパの跡を継ぐかたちで戦ってた」そして「いくつかの国を渡ってた」。

レプリカ:「ユーマにはもう、生きる上での目的はない」

戦争の描写もダイレクトに悲しくはあったんだけど、より悲しく感じたのはどちらかといえばこっち。遊真くんは戦いとかそういう場では物凄く強いのに、この危うさとか儚さとか、そういうのが見ていて本当に不安になる。

もし修くんに出会っていなかったら、きっとこのまま遊真くんはレプリカと一緒に近界民の世界に帰って、ただ生きるためだけに戦争に手を貸したりしながら、でもいつかどこかで諦めてふっと死んでしまうんじゃないかって思ってしまう。でも現実に遊真くんは修くんに会えたので!馬鹿正直キーマンに会えたので!きっとここからまた遊真くんの人生が動いていくに違いない、と今すごく修くんに期待しています。いや彼の安定感は今こそ発揮されるべき。そういうメンタル面での信頼感はすごいもの。遊真くんを裏切らないことにかけては世界一だもの。遊真くんを「助けられる」のは修くんしかいないと思うし、レプリカ先生が修くんに「頼んだ」のもそういうことだと思うんだ。うちの子をよろしく頼む。

今週の感想はここまでです。そして明日7月4日は1巻発売日!リリエンタールのときみたいにキャラプロフ載ってるといいな、でもまとめて読めるだけでも幸せ嬉しいので今からめっちゃ楽しみにしてます!!

巻末コメント:「編集の川島さんにプリンを頂いた。超おいしかったです。ごちそうさまです。」

WJ30号・第19話「玉狛支部」の感想はこちら。
WJ32号・第21話「三雲 修③」の感想はこちら。

・別館:「ワールドトリガー」のページに戻る。
・TOPに戻る。

|

« 天野明先生新作「エルドライブ」!!!! | トップページ | ワールドトリガー第21話感想(ジャンプ(WJ)2013年32号) »

●14.ワールドトリガー感想」カテゴリの記事