ワールドトリガー第21話感想(ジャンプ(WJ)2013年32号)
※WJ2013年32号の感想です。未読の方はネタバレ注意※
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第21話「三雲 修③」
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「そうするべきだと思ってるからだ」
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怒涛の過去編・第20話から一夜明けて(ない)、ときは現代に戻って参りまして。ていうかあの、今週、すごいいいです・・・なんだろうもう淡々と泣きそうになる。きみたち3人が好きだ。大好きだ。
遊真:「この何日かは面白かったな 久々に楽しかった」
なにげないセリフだけど、先週読んでから今週読むと本気胸にずーんとくるこのセリフ。ついでに言えば先週(やっと)発売した1巻読んでから今週読むと、もう、うん・・・!
三門市に転校して近界民の世界同様にバトルなんかもありつつ日常は授業受けて買い食いとかして自転車に乗ったりもして、そしてもちろんなによりオサムくんに会って迅さんに会ってチカちゃんに会って、ってしてきたこの何日かは、「物心ついたときからずっと」戦争の国を渡り参加してきた遊真くんにとって普通に中学生できてウソつきじゃない人たちとわいわいできた貴重な日々だったんだろうなあと思います。そんな楽しさもっともっと味わっていいのよ!ってじたばた。そしてもうまじ19歳じゃない迅さんの返しも素敵で、なんだこれ10代の会話じゃないよまじで。
修:「ボーダーに入りたい・・・!?」
玉狛に来てからチカちゃんなにか思いつめてないか、と横目でチラッチラ心配してましたが、うああダイレクトに来た。うん、でも宇佐美ねえさんグッジョブ・・・です・・・?(迷いつつ)いや心配は心配だけど、でもチカちゃんのトリオン能力があれば結構、ていうか相当なレベルまでいけると思うし、身体能力は高くなくてもいろいろ応用できそうだし、チカちゃんを近界民と間違えてバトル仕掛けようとした米屋くん通称よねやんとかトリガーオンすれば軽くひねっちゃえるんじゃないのとか思うとわくわくするし(三輪隊すきです)、うんやっぱり楽しみだ。チカちゃんのトリガーはなんか可愛い感じのがいい!ストラップとかつけたらいい!(待って)
千佳:「他の人に任せるんじゃなくて自分でも捜しに行きたいの」
かわいいし健気だし芯強いしかっこいいし!!!いまどきの姫は黙ってない!いまどきの姫は自ら動く!!あとチカちゃんはレプリカ先生に自分のトリオン能力を測ってもらってそれが「大きかったから」入隊を希望したんじゃないんじゃないかって思うのです。たとえばトリオン体がオサムくん並(謝れ)だったとしても「入りたい」って言ったんじゃないかな。もしそうだとすると、チカちゃんの身の安全的なことと近界民の世界に行ける可能性のことを考えたら、チカちゃんのトリオン能力が桁外れで本当に良かったと思います。
宇佐美:「新人が入る隙がないんだよねー」
ってことは、ボーダー隊員が基本的に「○○隊」と複数人でチームを組んで互いの能力を補い合いながら戦うのとは別に、玉狛の方々は迅さんはじめみんな1人で動くのかな、玉狛支部のレベルの高さが伺えます。そういえば迅さんは「迅隊」じゃなさそうだものね。
千佳:「本部ですか・・・」
チカちゃんを玉狛支部に置くため、そして遊真くんに(たとえ暫定でも)「目的」を見せるため、ここで動いたのは修くん!いやこれすごいです鳥肌たちました。さすが我らが修くんはできる子です素晴らしいさすがエターナルメガネ!!
でもこれ、修くんがボーダー内部の派閥のことを迅さんから聞いてなかったら上手く行かなかった話かも。修くんはもともと本部の人間だし、じゃあ遊真くんもチカちゃんも本部に、って発想になるのが自然だし。それが玉狛支部と反対勢力につくとも知らず。あれ、もしかして迅さんここまでの未来がすでに見えてたからわざと修くんに派閥の話をした・・・とか・・・?だとしたらこの未来視エリートほんとすごい・・・!(戦慄)
修:「おまえも一緒にやんないか?」
なんかもうさ、ここ読んでわたし嬉しくなっちゃってさ!20話の遊真くんの壮絶な過去を読んでからこのパートを読むと、もう本気で遊真くんの幸せっていうかそこまで大げさじゃなくても修くんチカちゃんと少しずつでも楽しいことや嬉しいことを積み重ねていってほしいよって願ってしまう。「一緒にやんないか」っていうこの誘いの言葉は、うん、嬉しい。なんだかすごく嬉しい。修くんの「ぼくにおまえの力を貸してくれ」っていうセリフもとても好きで、これは修くんがトリオン的に弱いっていう前提があってこそ「助けてほしい」っていう願いが生きるんですよね。これで修くんが強キャラだったら説得力も言葉の重みもなくなるもの。
遊真:「じゃあおれも手伝うか」
からのこれですよ。もうなんかじわっじわくる感動がやばい。超やばい。展開がスローだとか散々言われてきた(らしい。最近知った)けど、まったく知らない者同士がここまでの信頼関係(のはじまり)を築くまでを描いてるんだからむしろこれより短くてどうすんのって感じですやだもう好き!あと修くんを「面倒見の鬼」と言う遊真くんだけど、うん、きみも何気に面倒見いいよ(笑)物事の見方がドライなのは生育環境のせいだと思うけど、きっと優しい人だって知ってる1巻からずっと知ってる!!
遊真:「チカにはまだ自転車の乗り方教えてもらわなきゃいけないしな」
「ヒマだし」ってセリフもなかなか深いけど(目的がない=ヒマ)、このチカちゃんへのセリフがもはやいけめんすぎてかわいすぎて悶絶必至。
遊真:「リーダーはオサムだ」
ここまでの展開がいろいろ嬉しすぎてこの時点で息も絶え絶えだったんですけど、なんかもうトドメって感じ。ああもうこの作品は本当にしっぽの先までアンコのつまった鯛焼きだなって思いました。でもって、
遊真:「おれがそうするべきだと思ってるからだ」
決め台詞も素敵な遊真くんそしてチカちゃんの後押しも!このトリオン的には超規格外な2人にめっちゃ慕われまくるオサムンかわいい。チカちゃんにも言われて赤くなるオサムンかわいい。はああかわいい。あと遊真くんが「はずかしい」って言うの珍しくて楽しかったです。
遊真くんは、2人を連れてささっと近界民の世界に行くってことはしないのかな。「門を開く」のは難しいのか、もしくはこっち側の人間である2人を安全に連れて行くことはできないのか、それとも「合法的に」行くことを優先したのか。
林藤:「おう遅かったな」
あれ部屋片付いてる、とかはいいとして、ここに 三 雲 隊 結 成 ですくぁああ!!そしてこれで玉狛支部は黒トリガー2つ(人)獲得かあ、城戸さんたち黙ってないだろうなあ。もし「三雲隊を本部によこせ」「ムリです」みたいな三雲隊争奪戦とか勃発したらやだ嬉しい、じゃなくて大変だわ。そしてA級1~3位の部隊&三輪隊の来襲はどうなるんだろう、久々のバトルすごく楽しみにしてるから実現はしてほしいし、できれば三雲隊の腕お披露目大会になったら嬉しい。いやA級部隊瞬殺はそれはそれで悲しいから互角以上に戦ったところでまた警報とか鳴って適当に決着したらいいかな(このふんわり感)
3人が書類が揃って正式に入隊したらボーダー内バトルは難しいだろうから、正式入隊前のタイミングかなあ。あと1日~2日の間だから実現は近いかも。楽しみです。そしてそのへんの活躍によってはまばたきする間にA級どころかS級に上がってそうだよ三雲隊。オサム隊長は、が、がんばれ!(応援)あとチカちゃんとキトラちゃん早く出会わないかな、トリオン力ハンパないのにめっちゃ危なっかしいチカちゃんに姉モード全開になるキトラちゃんとか見たいです。
しかしもう夜だけど玉狛支部は支部長も迅さんも宇佐美さんも普通にお仕事。近界民に備えて夜勤組なのか、それともここに寝泊りしてるのか。寝泊り・・・寝泊りいいなあ!!(迅さん的ななにかを妄想中)
巻末コメント:「担当バティさんの娘さんのかわいさに仕事場が震撼した。これが世界レベルか。」
WJ31号・第20話「空閑 遊真④」の感想はこちら。
WJ33号・第22話「玉狛支部②」の感想はこちら。
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